空之想への想い
― 心を照らす、ひとすじの光になる―
不思議な名前だな、と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
「空之想(そらのそう)」という名前には、
“想いを伝える”“想いが繋がる”という願いを込めました。
人生の中で、色を失いかけた瞬間はありませんか?
生きているのに、心が擦り切れて、
涙が止まらず、世界から色が消えてしまったように感じる時。
それでも――空はいつも、美しく、静かにそこにありました。
どこまでも続く青の向こうに、光が確かに存在している。
想いだけが空へ登っていくような感覚。
心がもう動けないほど痛んでいるのに、
なぜか、きれいな気持ちのかけらだけが残っている。
そんな瞬間を、私は何度も経験しました。
「どうして、こんなことが起こるんだろう」
「何も悪いことをしていないのに」
「神様って本当にいるの?」
どうしようもない気持ちの中で見上げた空は、
変わらず美しく、どこまでも繋がっていました。
そして、ふと思ったのです。
この空の下には、きっと私と同じように
痛みを抱えながらも懸命に生きている人がたくさんいる。
空から人の想いへ。
人の想いから空へ。
そんな見えない循環のような、
優しくも強い繋がりを形にしたくて、
この名前を「空之想」と名づけました。
これからは、
自分の経験を「痛みの記憶」で終わらせず、
誰かの支えや笑顔に変えていけるように。
そして、最後に「生きていて良かった」と
心から思える瞬間を、ひとつでも多く紡いでいけるように。
そんな願いを、この場所に込めています。

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